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5.用語解説

更新日:2012年12月19日

蔵座敷(くらざしき)

土蔵造りの客座敷。通常は2階建てで上下階とも座敷とするものと、上階は物置で下階を座敷とするものとがある。

会所(かいしょ)

元来は会合に使用される建物を言う。室町時代に将軍、武家、寺社などが歌会・花会・月見・茶会・闘茶などの遊芸及び各種の接待や仏事・対面にも利用した建物空間をさす。建物形式は書院造り風で角柱・襖・障子・違い棚・付け書院などを備えていた。

茶碗(ちゃわん)

抹茶を飲むための容器。

茶入(ちゃいれ)

濃茶を入れる陶器製の容器。

薄茶器(うすちゃき)

薄茶を入れる器。一般的には塗物で棗(なつめ)が多い。

水指(みずさし)

釜に補う水や茶碗などをすすぐ水を入れる器。

建水(けんすい)

点前の際、すすぎの湯水を捨てる器。

蓋置(ふたおき)

釜の蓋をのせる道具。枝杓置きをも兼ねる。

風炉(ふろ)

炭をつぎ、釜をかけて湯を沸かす道具。

花入(はないれ)

陶磁器や金工、竹や籠などによる茶花を入れる器。

香合(こうごう)

茶席で焚く練香や香水を入れる蓋物。

炭道具(すみどうぐ)

炭手前を行う際に用いる道具類。炭を入れて持ち出す炭斗(すみとり)、炭・火を扱う火箸(ひばし)、炭手前に用いる灰を入れる灰器(はいき)、その灰を蒔いたり灰形を作る灰匙(はいさじ)などがある。

菓子器

陶磁器の鉢や漆器製の縁高など主菓子や干菓子を盛る器。

懐石(かいせき)道具(どうぐ)

懐石料理に用いる道具で、漆器製の膳・椀、陶磁器の向付(むこうつけ)や鉢(はち)、酒器(しゅき)など。

燈火具(とうかぐ)

夜咄(よばなし)など夜会の際に用いる照明道具。

参考文献

  『建築大事典第2版』 1993年刊
 茶道資料館編 『茶道具の鑑賞と基礎知識』 2002年刊

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