ブックタイトルSakaist(さかいすと)第6号

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概要

Sakaist(さかいすと)第6号

の創建当初の姿を復元した茶室ですさかい利晶の杜さ利休作で唯一現存する「待かい利晶の杜にある「さかい待庵」。三千家の茶の湯が体験できます千利休と茶の湯を紹介する〝千利休茶の湯館〟や〝茶の湯体験施設〟があります。茶の湯体験施。設は、立礼茶席と表千家・裏千家・武者小路千家の茶室があり、立礼では三千家が交代でおもてなしをします。千利休が生まれた屋敷跡の向かいに三千家がそろっているのがすごいところでしょ!堺市堺区宿院町西2-1-1▽9:00~18:00、第3火曜・年末年始休▽℡072-260-4386庵」(堺には、利休のふるさとならではのエピソードがいっぱい。川上さんが語る、とっておきのエピソードをちょっとご紹介。利休の美学の原点がココ堺で生まれ育った利休の原点がココ。敷地内に残る〝椿の井戸〟のそばで目をつぶれば、天下一の茶人となりながら、最後は屈することなくおのれの美学を貫いた、利休の心情がわかるような気がするんですよ。堺市堺区宿院町西1-17-1利休の最も古い記録が残ります師匠を見習って灯籠・手水鉢を寄贈?江戸時代までは境内に念仏寺がありました。天文の大火で寺千利休の寄贈といわれる〝六地蔵灯籠〟や〝瓢?の土塀が焼けたとき、修理費用を利休が一貫文寄進したという型手水鉢〟があります。師匠の武野紹?(じょうおう)のが、最も古い利休の記録なんですよ。堺市堺区甲斐町東2-1-が南宗寺に灯籠を寄付したことを見習って、利休は29▽℡072-221-0171妙國寺に贈ったと言い伝えられています。堺市堺区材木町東4-1-4▽℡072-233-0369三千家が一堂に会する茶会利休のふるさと堺大茶会利休が修行した寺として知られる「南宗寺」。ここで毎年、千利休茶道を受け継ぐ、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家が一堂に会しての本格的な茶会が開催されています。「利休のふるさとだからこそ実現している茶会です」と川上さん。大仙公園会場では、大学・幼稚園による野点席や煎茶席もあります。※2017年は10月14日(土)南宗寺会場、国宝)開口(あぐち)神社15日(日)大仙公園会場で開催予定。「千利休」の大河ドラマを実現する会が発足!千利休屋敷跡妙國寺大仙公園会場学もらと茶んて茶し幼のでな道て稚い湯しに取園まの親り・体す心し組小験やむむ中」人堺な学とのど校の子、でかど小はかもさ授わたな業りちこの方。ろ一をおか環7月に開催された、17代永樂善五郎氏の講演「気軽に楽しめる呈茶もさかい利晶の杜や大仙公園内にある堺市茶室「伸庵」では、イスに座っていただく立礼呈茶(りゅうれいていちゃ)など、千家の先生が点てる本格的な茶の湯が体験できます。茶道具の伝統と技を学ぶ「千家十職」特別講演会三千家に出入りを許された職人の集団が「千家十職(せんけじゅっしょく)」。職家ごとに、〝利休形・利休好み〟等の茶道具を数百年にわたって守り、美と技を代々継承してきました。その当代を講師に迎えての特別講演会が、7月から「さかい利晶の杜」ではじまっています。〝茶の湯のこころとかたち〟を職人たちの生の声で学べる貴重な機会です。堺・スタンダード●第2期講演スケジュール10月28日(土)・11月18日(土)・12月9日(土)の14:00~15:30/参加費各回2000円/定員80人(先着順)●場所さかい利晶の杜茶室広間●問い合わせ℡072-260-4386堺市では、利休の精神を今に伝える取り組みが、継続して進められています。昨年は「千利休」の大河ドラマを実現する会が発足し、NHKに要望活動を行っています。「これまで、数々のドラマに登場はしても、利休が主人公という大河ドラマはありませんでした。ドラマ化されれば、あまり知られていない、堺で過ごした幼少期~青年期にもスポットが当たるでしょう。若き日のエネルギッシュさ、人間としての苦悩や葛藤、修行への道、そんな利休の姿を見たいと思いませんか。今後の動きにご注目ください!」7