ブックタイトルSakaist(さかいすと)第5号

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概要

Sakaist(さかいすと)第5号

「日本文化を感じることができるまち」鋏鍛冶(はさみかじ)「佐助」エリック・シュバリエさん1989年生まれ。フランス・パリ郊外の街エピネシュールセーヌ出身。趣味はスポーツ、買い物、外食。「近所の洋菓子店のマカロン、ケーキは、パリで食べたものよりおいしい!」 「動きやすいですよ」。作務衣が良く似合うエリック・シュバリエさん( 27)。フランスから来日し、2012年から鋏鍛冶(はさみかじ)「佐助」の当主・平川康弘さん( 66)のもとで修業しています。 平川さんは日本で唯一の、鋏の伝統工芸士。手掛ける鋏の中には、数百万円の高級品も。フランスで個展を開いた際に翻訳を依頼したことが、エリックさんの〝弟子入り〟のきっかけとなりました。 エリックさんは、ソルボンヌ大学で日本語を学ぶうちに古墳に詳しい教授の影響を受け、いつか堺に行ってみたいと思っていたそう。「古墳周辺を散歩することも多いです。よく行くのは『仁徳天皇陵古墳』ですね」と、すっかり〝堺っ子〟です。 「京都や奈良のような、有名な観光地ではありませんが、日本の文化が息づいているまち。古墳や寺、和菓子があって、チンチン電車が走り、歩いていると鍛冶屋の鉄の匂いや線香の香りも感じる…。本当の日本を毎日感じることができます」というエリックさん。 最近では、修業の傍ら、堺を訪れる外国人に古墳やまちを案内したり、堺伝統産業会館でボランティアを務めるなど、魅力発信にも一役買っています。1佐助の工房。前身は室町から続いた回船問屋「住吉屋」。17代当主が種子島で鋏づくりを学び1867(慶応3)年に佐助を創業。平川康弘さんは5代目当主2美術工芸品の域ともいえる佐助の刃物。左端の金の象嵌細工を施した植木鋏は360万円平成28 年12月31日まで応募締め切り| | | | |インターネットからのみ応募いただけます。必要事項と簡単なアンケートに回答のうえ、希望の賞品を選択して応募してください。なお、個人情報は、今後の企画参考、およびプレゼント当選者への発送にのみ使用します。パソコンからの応募はコチラhttps://www.city.sakai.lg.jp/cgi-bin/formmail/formmail.cgi?d=sakaistenq5スマホ・携帯電話からの応募は下の二次元コードよりアクセスを※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。1235)佐助ペティナイフ 1人手軽なペティナイフながら、硬い刃金と軟らかい地金の、2種類の鉄を打ち合わせてつくる、堺の打刃物の実力を感じる一品。語ら灯(かたらい)行灯(あんどん) 1人堺の伝統工芸である染色技法・注染(ちゅうせん)のブランド「にじゆら」の手ぬぐいを使った行灯。手ぬぐいは1枚付属で交換も可(別売り)。ハーベストの丘特選味わいセット 3人堺市の農業公園「ハーベストの丘」の、自家製ソーセージ4 種類(各150g)、ベーコン(120g)と地ビール3本(各330ml)のセット。堺市博物館ハニワのハニーちゃん 5人本物の埴輪同様の筒状のデザイン。でも触ってみるとフワフワ。無垢な表情(?)にも癒やされそう。※P4でも紹介。 堺刃物といえば世界ブランドですが、発祥は5世紀前半、古墳を築造するためのクワやスキなどをつくった鍛冶技術にさかのぼります。江戸時代には堺の「タバコ包丁」に、幕府が「堺極」の印をつけて専売したことから、その切れ味が全国で知られるように。これが現在、堺が〝刃物のまち〟と言われるゆえんなのです。15